東北大学
Tohoku University

取り組み概要

教育メニューと事業化支援メニューを2本柱に
人材教育の成果を具体的な起業アクションへと繋げ、起業エコシステムの形成を推進します。

東北大学では主幹大学として、「地域の特色を活かした新産業創出」、「地域・日本活性化」および「グローバル新産業創造」を実現する人材を目指すべきアントレプレナー像に掲げています。本事業では、既存のEDGE事業相当の取り組み実施に加えて海外の先進的教育手法を取り込み、本学向けに改良、さらに地域や企業の実課題解決手法を取り入れた実践型PBLデザイン教育を実施し、独自起業支援システムによる事業検証プログラム(BIP)を通じて、教育及び起業化意欲の初期段階(研究シーズ発研究開発を含む)から、社会実装に向けた価値創造(ビジネスモデルやプラン等)を考えさせるアントレプレナーの育成を行います。

EDGE-NEXT(東北大学)プログラム実施体制

代表的な取り組み

TP1・TP2
アントレプレナー入門(展開科目等)
アントレプレナー挑戦(展開ゼミ等)

TP1は、主として全学部1年生向けにデザイン教育手法を改良し、起業家教育に特化したプログラムとして提供される。まず基礎編として、イベント時の顧客行動の観察や、WEB上での物品販売、会社の登記手続き等を体験させ、起業家マインドを養う。次いで、実践編としてワークショップ形式で、質の高いビジネスプラン作成を個別指導し、起業するためのスキル学習とその実践を行う。その他、ビジネス・マインドの醸成をテーマにした既存の基礎ゼミなどもEDGE-NEXT関連科目として連携を図る。

TP2は、主として全学部2年生向けの応用志向のゼミとして開設される。東北地域の社会課題をテーマにキャリアデザインを意識したプログラム構成が特徴である。実践家との対話を通じながら地域課題の探求と解決策の提示をめざす。地域の起業家をゲストに招くなど、外部リソースのナレッジを広く活用する。その他、ベンチャービジネスをテーマにした既存の専門教育科目などもEDGE-NEXT関連科目として連携を図る。

※なおこれら、TP1及びTP2の主たる科目は、東北大学企業家リーダー育成プログラム(Tohoku University Entrepreneurial Leader:TELプログラム)の科目としても認定されている。

TP3
東北大学医療機器イノベーション創出グローバル人材プログラム

バイオデザインを東北大学版に改良して大学院生向けに提供する1年間の短期集中PBLプログラム。特徴は、保健医療の現場におけるニーズ探索と選別、アイデア創出、プロトタイピング、ビジネスモデルの提案をグループワークで実践する点。

TP4
ジャパン・バイオデザイン
東北プログラム

東北大学から北海道大学へ拡大展開する画期的医療課題解決プログラム。特徴は、工学エンジニア、医師、企業人等の混成チームで病院内の医療処置を観察し、現場の課題を解決する医療技術・医療機器等のニーズを探索し、解決アイデアを出し合い、プロトタイプを開発しながらの視点も含めて検証し、開発コストや保険償還等を考慮したビジネスプランを完成させる。

TP5
FDC/PBLデザインスタジオ・プログラム

企業や地域の切実な実課題を設定したプロジェクトの中で、デザイン・スタジオとして実施されるワークショップ。異分野の研究者や様々な学年の学生・大学院生、プロダクト開発者、地域のクリエイター等で構成する混成チームによる、様々な規範を横断したコラボレーションが特徴。

TP6
BIPインターンシップ
(i-Corps/NSF相当)事業化検証プログラム

リーディング大学院生を対象に、BIPへのインターンシップを行う。BIP公募支援業務にシード発掘から参画し、ベンチャー起業までのプロセスを学び実践的に体験するとともに、シード発掘と評価の手法などについて学ぶ。

総括責任者

植田拓郎 理事

実行責任者

長坂徹也 教授

工学部長・工学研究科長

協力機関、その他参加機関等

協力機関(海外機関(欧米で先進事例を有する大学・研究機関))

Stanford Biodesign(米国)

協力機関(海外機関(欧米以外の海外の大学・研究機関))

タマサート大学(タイ)

協力機関(企業等)

一般社団法人ジャパンバイオデザイン協会
(オリンパス(株)、テルモ(株)、東レ(株)、日本光電工業(株)、日本メドトロニック(株)、パナソニックヘルスケア(株)、ニプロ(株) 他数社)

一般社団法人MAKOTO

(株)東北テクノアーチ

東北大学ベンチャーパートナーズ(株)

ビヨンド・ネクスト・ベンチャーズ(株)

アルプス電気(株)

その他参加機関

1.大学等

京都大学(コーチング)、滋賀医科大学(バイオデザイン)、日本工学教育協会(東北工学教育協会;東北大(工・医工・環境・情報)、秋田大(工学資源学研究科)、弘前大(理工学研究科)、岩手大(工学部)、山形大(工学部)、福島大学(共生システム理工学類)、秋田県立大(システム科学技術研究科)、東北学院大学(工学部)、東北工大、石巻専修大、日本大学(工学部)、八戸工大、青森大学(ソフトウエア情報学部)、東北文化学園大学、仙台高専、一関高専、八戸高専、鶴岡高専、秋田高専、福島高専等)

2.海外機関(教育機関、研究機関)

オウル応用科学大学(フィンランド)
インドバイオデザイン(インド)

3.民間団体

東北大学リーディング大学院(マルチディメンジョン物質理工学リーダー養成プログラムの連携企業;セイコーインスツル(株)、キーサイト・テクノロジー・インターナショナル、(株)日立製作所、(株)デンソー、日本電気(株)、JFEスチール(株)、(株)キグチテクニクス、(株)IHI、日本電気硝子(株)、新日鉄住金(株)、発電設備技術検査協会(溶接・非破壊検査技術センター)、サムスン日本研究所、デクセリアルズ(株))、VC(ビヨンド・ネクスト・ベンチャーズ(株)、ビジネスオウル、(株)サムライインキュベート)

4.公共団体等/その他機関

経済産業省東北経済産業局、仙台市、中小企業基盤整備機構

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